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ウミウシ三昧とテレビ告知

こんばんは
海だより中村です。

今日はあの日ですね
虫がたくさん出てくる日

さて、まずは告知です♪
明日3月5日(月)、NBC長崎放送で朝9:55から放送される長崎情報番組「あっぷる」に生出演します。

気になる内容はずばり「ウミガメと泳ごう!」
リポーターの美帆ちゃんと一緒に「辰の口」に登場しているウミガメに会いに行きました♪
なんと美帆ちゃんは今回が初のダイビング!
初めて着るドライスーツ。
着て早々、ネックの締め付け感に思わずえずく美帆ちゃん。
僕が貸したコンデジTG-4をエントリー直後に紛失するベテランダイバー(のはず)のディレクター

果たして無事にタイマイと出会えるのか!?
そして一緒に泳ぐことが出来るのか!?
ご期待下さい!
生で見られない方は録画してね♪
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さぁ、今日も水温12℃の大村湾でゲストさんと楽しくファンダイブしてきました♪
昨日と同じポイントですが、今回はずばりウミウシ三昧コース!

この時期の大村湾、とにかくウミウシの種類・数ともにとても多い!
1畳分のスペースがあれば何かしらのウミウシが4~5匹見つかる場所もあってとても賑やかです。

こちらはゴマフビロードウミウシ
まるでぬいぐるみのようにモフモフした可愛らしい姿。
モフモフモフルンですね
ゴマフのコピー

ノトアリモウミウシなんかも登場
ブドウのようにパープル色に輝く皮弁がとても綺麗でした♪
湾奥のポイントではアリモウミウシが大発生することがありますが、
ノトアリモは湾口側でしか見かけたことがありません。
同じアリモ系なのに好みの環境が違っていて面白いですね!
ノトアリモウミウシのコピー

10種類以上登場したけど、主役はやっぱりサクラミノウミウシ!
真っ白いボディにうっすら桜色をした皮弁がとっても綺麗!
「サクラミノウミウシ」なんてネーミングが素敵ですよね~
こんな名づけセンスが欲しい今日この頃
サクラミノのコピー

数多くのウミウシが出現中の大村湾!
サクラミノウミウシやアカエラミノウミウシは大発生中♪
背景が綺麗な場所でじっくり撮影したいですね。
ウミウシ好きのダイバーさんぜひお待ちしています♪

でもでも締めはやっぱりチャガラかな
チャガラのコピー

来週の土日もご予約お待ちしています♪

体験ダイブでウミガメ

海だより中村です。
今日は晴天&べた凪のダイビング日和でした♪
冬という事もあって、ゲストさんのご予約はかなり少ないのですが外海のパフォーマンスは一年を通してもかなり高くなっています♪

そして今日はテレビ撮影に辰の口に潜ってきましたよ
一緒にリポーターの方をご案内しながらの撮影だったのですが、ダイビングは初めてとのことで体験ダイビングのご案内をしてきました♪
えぇえぇ、狙いはもちろんあの子です

それにしても透明度も良くて気持ちが良い~
心地よい静寂に心が満たされていくようです♪
辰の口のコピー

スターダストイワシー
流星のように流れてくるイワシの群れに圧倒
イワシ群れのコピー

そしてタイマイにも会ってきました♪
頑張れ!頑張って冬を越すんだ~
タイマイ君のコピー

体験ダイビングながらキビナゴやウミガメまで見れて大感動の1本となりました♪
放送日などの詳細は未定ですが、追ってブログ等で告知したいと思います!

リクエストも引き続きお待ちしてます~

【お知らせ】
【写真展のお知らせ】
長崎大学付属図書館において開催される展示イベントにおいて、大村湾で撮影した写真を展示致します。
日程は下記の通りです。
ぜひ足をお運びください

展示イベント名「長崎の里海 大村湾 ―その過去・現在そして未来-」
場 所:長崎大学文教キャンパス 附属図書館1階ギャラリー
日 程:2017年2月15日~28日
展示枚数:37点
(イベント概要)
大村湾の昔の姿、過去からの土地利用の変遷、陸域からの負荷量や環境の変化、さらには景観や水中写真等から見た大村湾などについての展示が行われます。
ぜひ皆さんもイベントを通して大村湾の未来について考えていきましょう!

タイマイは冬を越せるのか

長崎で最もメジャーなダイビングポイントに現れたタイマイ君
昨年末から辰の口ダイバーの間で随分話題になっていたこの子に、遅ればせながら先日僕も会ってきました。

ダイバーにも随分慣れているのか全く逃げるそぶりも見せず、おまけにまだ若い個体ということもあってとても可愛い!僕もすぐに虜になってしまったのですが、岩陰で休んでいたタイマイが海面へと呼吸しに行くときに気づきました。
腹甲(お腹)が随分くぼんでいるなぁ~と。
タイマイの腹部

ウミガメなんてほとんど見る機会ないし、ましてや熱帯域に多いタイマイなので、確かな事はわかりませんが、かなり痩せているように思えます。
水族館時代に飼育していたウミガメ達はお腹まで丸々してた覚えが(彼らは肥満気味なようでしたが)
泳ぐ姿も弱々しく、僕には衰弱しているようにも感じました。

長崎で一番見る機会が多いウミガメはアオウミガメです。
この種は冬の一番寒い時期でも元気に泳ぎまわっており、どうやら低水温にも強い様子。

しかし、タイマイは図鑑の分布からわかる通り、熱帯~亜熱帯に分布する種類です。
例えば沖縄であれば、冬の一番寒い時期でも水温は20℃以下になる事は少ないでしょう。
しかしここは長崎。
今現在で水温は15℃、そしてこれから訪れる最も低い時期には12℃にまで下がります。
タイマイ君②
(彼女がお気に入りの場所)

これはあくまで僕の予想で外れる可能性も十分にありますが、
このまま何もしなければ、きっとこのタイマイ君は低水温と栄養不足で衰弱死してしまう気がします。

辰の口というポイントには、残念ながらタイマイが好む餌も多いとは言えない環境です。
今の痩せてる状況では、低水温に耐えるだけの脂肪も見についてないように思えます。
辰の口とカメ
(無機質なゴロタばかりが目につく)

さて、これはどうしたものでしょうか。

僕の中では3つ浮かびました。

①現状のまま見守る
僕の考えすぎで、無事に冬を越してくれるかもしれませんし、衰弱死してしまっても、それもまた自然の摂理と言えるのかもしれません。
今回はたまたま運よくダイバーに見える場所にタイマイが現れただけなのですから。
そして死ぬ間際までウミガメと出会えた喜びと興奮をダイバーに与えてくれるでしょう。

②餌付けする
少なくとも、今の痩せている状況から脱してあげるべく、餌を与え栄養状態を改善させます。
運良くいけば、冬を越しダイバーにも慣れ、辰の口というダイビングポイントのアイドルとなり長く愛され続け、長崎のダイビングを盛り上げる存在になるでしょう。
しかし、今の状態でただ餌を与えるだけで冬を越せるのかは甚だ疑問が残ります。
そして餌になるものであれば何でも与えれば良いというわけでもないでしょう。
ウミガメの状態に見合った餌と量、それを定期的に与え続ける必要があるかと思います。
もしダイバー達が野良猫に餌を与えるように各々が好きに与えた場合、保護とはかけ離れた行為となり、結果も実を結ばない気がします。

③水族館で保護する
水族館であれば、水温を適切な温度に保った状態で給仕することも可能です。
もちろん保護した結果死んでしまう事も少なくありませんが、一番タイマイが生存する可能性が高い方法だと思えます。
しかし、それは辰の口というダイビングポイントからウミガメがいなくなる事を意味します。
ただえさえ寒くなる冬の海、辰の口に通うダイバーは皆ウミガメに会える事を楽しみに潜りに訪れるでしょう。もちろん僕もそんなダイバーの1人です。
そんなアイドルとなっているウミガメをダイビングポイントから人為的に取り除いて良いものでしょうか。
(例えばこのカメが僕ぐらいしか潜らない大村湾のポイントに現れたのなら、真っ先に水族館を呼ぶのですが…)

生き物の保護に関して、本当に必要な事なのかどうか、いつも考えさせられます。
何であれば保護して、何であれば自然のままに見届けるべきなのでしょう。
ちなみに、タイマイは絶滅危惧種に指定されています。

助けなれるのであれば、そうしたいと思いますし、
この先も辰の口に長く住んでくれたらとも思いますが。
タイマイ

タイマイに合ってめでたいよ

今日は寒波が来ているそうですが、今の所お店の前に雪は降ってません。
我が子の今年初雪だるま作りの野望は実らず。
散々寒いぞぉ~と煽られていたけど、今日よりもっと寒い日が来るかと思うとゾクゾクします(背筋が)

さて、今長崎のダイバーで話題になっている辰の口のウミガメに会ってきましたよ♪
種類はタイマイ!
アオウミガメは何度も出会った事がありますが、タイマイは初めて
もともと熱帯域のウミガメなので長崎の海で見られるなんて何気にすごい!

ということで、まずは映像をどうぞ~

すでにすっかりダイバーに慣れているので、一緒に泳ぐ事もできました♪
しかしこのタイマイ君
ちょっと心配だなぁ~
この辺りの話はまた今度

ウミガメにビーチで出会えるなんて滅多にありません
見たい方は今月中にもリクエストして下さい♪
タイマイ