遂に解明!!これがアミメハギの産卵だ~!


水温がグングン上がり始めたのを皮切りに、生物達の生態が活発化してきています。
もう毎日潜っても全然飽きません。
そして本日、遂にあの魚の決定的瞬間を押さえました!!

そう、その魚とは、恐らく本州のダイバーなら9割以上が目にしているであろう魚「アミメハギ」!!
え~見た事ないよ?ってダイバーさん、もっと広い視野を持って潜ってみましょう。
きっとエントリー口でフィンを履いているあなたの脇で、この小さなカワハギの仲間が右往左往している姿を見つけるはずです。

そして、皆さんはお気づきだったでしょうか?
全国のほとんどの海で見る事ができるこの魚ですが、産卵の瞬間を見たという話をトンと聞かないことを!

僕にとってもアミメハギの産卵は密かに狙っていた生態でした。
こんなにも普通にいる魚なのに、なかなかその瞬間が見られない!
変な動きはするけれど、それが一体なんなのか?
オスとメスを確実に区別する基準がどこなのか?
その生態は解明するには大事なピースが抜けていたのです。

しかし、そんな長年の疑問の答えは唐突に現れました!
それは昨日の事、何気なく海中を探索していたときに、見てしまったのです!
アミメハギが産卵している瞬間を~!!

ということで、前置きが長かったですが、皆さん(主に富戸方面の方)お待たせしました!
昨日たまたま観察できた産卵行動により、足りなかったピースが揃いました!
そして、今日ついに!
悲願達成です!

メス(手前)に対して求愛をするオス達!
うち1匹はやる気満々で、尾びれを全開に広げてブンブン振り回しながらアピールします。
アミメ求愛 - コピー

そして遂に産卵の瞬間だ~!!
栄光を手にしたのは、やる気満々だったオスか~!
アミメ① - コピー

 

おや?

 

 

 

ん~っ!?

 

 

 

 

こっ、これは~!!
アミメ② - コピー

 

いやいや???

 

 

 

え~っ!?

 

 

 

んんん~~~~~~~~~つ!!!!?

 

 

 

 

なんじゃこりゃ~~~~~~~!!!
アミメ③ - コピー
まさに乱交の生物学(Tim Birkhead 著)!
あんた達最高だよ~!!

しかし、実はこの後メスが途中で産卵行動を中止してしまい、ここではない場所で再度産卵していました!
いや~しかし、超普通種の生態行動は超度肝を抜かれる行動でした~!!
しばらくハマりそうです!

【お知らせコーナー】
【長崎大学の鴻洋祭で写真展示を行います】
日時:5月21日・22日
上記の期間で、写真展示を行います。
鴻洋祭は一般の方向けの水産学部主催の学祭です。
会場に私もおりますので、ぜひ遊びにいらしてください。

【海だよりが5周年迎えます!!!】
皆さまのおかげで5月3日に海だよりも5周年を迎えます!
本当にありがとうございます♪
今後とも宜しくお願いします(^^)

【ニホンクモヒトデの産卵見れるかも!?】
あの知る人ぞ知るクモヒトデofクモヒトデことニホンクモヒトデの産卵が下記の日程で観察できる可能性があります!
日程:6月16日(木)
抱卵・放精シーンは必見です!!
クモヒトデファンの皆さん、お待ちしていま~す!
もちろん、100%ではないことをご理解の上ご予約下さい。
ちなみに、産卵は日中行いますよ~

海だよりのフェイスブックページでも情報発信しています!
長崎の海に少しでも興味を持って頂けましたらイイねをお願いします♪
FBページ:www.facebook.com/umidayori.jp

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