昨日はタツノオトシゴのハッチアウトを観察してきました。
ケーブルテレビとの撮影だったのですが、エントリーして10分程で無事にハッチアウトを開始。
とても見易い場所でやってくれたので、僕は写真を撮れない歯がゆさをグッとかみ殺して孵化の様子を観察しました。
（テレビ撮影中に写真を撮るとストロボ光が映り込んでしまう為です）
さて、タツのハッチアウト以外にも見どころは盛りだくさん
もしかすると、一年の中で今が最高に大村湾が盛り上がっている時期かもしれません。
本当に見どころが多く、なおかつ見逃したくないシーンが多すぎて朝も昼も夕方も夜も夜明けも全て海の中に居たいくらいです。
マダラギンポの求愛・ナベカの仔魚放出・イソギンポの卵保護・ヘビギンポの産卵・アオリイカの産卵・カミナリイカの産卵・
タツノオトシゴとオクヨウジの繁殖行動・アミメハギの卵保護・ヒメハゼの繁殖行動・ヒメイカの交接などなど。。
1日潜っていても時間が足りません。
そしてここにきて、今日新たにこちらを観察してきました。
トビヌメリの産卵です
大村湾では9月にネズミゴチの産卵が見られますが、もしかしたらトビヌメリが産卵しているかも・・・
そんな予感を確かめるべくエントリーしてみると、予想通りやっていました。
僕もトビヌメリ達の産卵を見るのは今日が初めて
しかも、この時期は夏前で透明度もが秋より良く、産卵開始から終了の日暮れまでの時間が長い等、とにかく観察と撮影が行い易い
さらに写真を見ればわかる通り、水深わずか３ｍで行う為、水面から空が望めるというフォトジェニックな撮影が楽しめました。
リクエストさえ頂ければ、しばらくはほぼほぼお応えすることができそうです。
その他、ツバクロエイが産卵にやってきています。
カメラを向けたらいつの間にか乗っかっていたヒトデがエイの上におっちゃげてワンポイントに
朝から夕方まで潜り倒し、顔を上げると夕焼けに染まる空が大村湾の上に広がっていて、
疲れと満足感で満たされた夢見心地のエキジットでした
大村湾へぜひ足を運んでほしいと思える季節です。
【お知らせ】
【ニホンクモヒトデの産卵見れるかも！？】
あの知る人ぞ知るクモヒトデofクモヒトデことニホンクモヒトデの産卵が下記の日程で観察できる可能性があります！
日程：6月16日（木）
抱卵・放精シーンは必見です！！
クモヒトデファンの皆さん、お待ちしていま～す！
もちろん、100％ではないことをご理解の上ご予約下さい。
ちなみに、産卵は日中行いますよ～
【6月のタツノトシゴの産卵予報】
今回は若干精度が高めの情報です。
【ハッチアウト・産卵予定日】
6月15日前後、6月25/26日前後です。
見れる確率を高めたいという方は、最低でも1日前にはお越しになるのをお勧めします。
また、捕食や個体の体調不良により突然見られなくなる事もありますので、ご了承ください。
その他の日程でも数個体が産卵・孵化する予定です。
ざっくりですが、6月11日～16日のどこかに当る可能性が高いです。
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