カスリとビイドロの楽園


9月の大村湾はいつもとちょっと様子が違うようです。
8月にほとんど雨が降らず、高水温が続いた事が影響しているのかもしれませんね。
昨年9月の中旬まで続いたマダラギンポの繁殖は、8月中旬にはほぼ全ての個体が巣穴を放棄。
春先から茂っていた浅瀬のウミヒルモは枯れてしまい、最近ようやく新たな葉が少しずつ増えてきました。

夏前に見れていたクジメやアイナメ、ムスジガジやサラサカジカなどの低水温を好む魚たちは姿を消して、
春から初夏にかけてあんなに賑わっていた海の中はひっそりとしています。
ここは大村湾の湾奥、一番環境の変化に影響を受けやすい場所なので、こればかりは仕方がありません。

それでも、9月に入りイイダコ達が秋の繁殖期に入ったり、
成長したタコクラゲ達が浮遊していたりと少しずつ活気が戻りつつもあります。

さて、貧酸素や高水温の影響を受けにくい大村湾の湾口部ではカスリハゼパラダイスが出来上がっていました。
とにかくそこらじゅうにカスリハゼ
大きい個体もいますが、2cm以下のチビカスリがとにかく多い
冗談じゃなく数えたら100匹は軽く越しちゃうくらい。
そしてめっちゃめちゃ可愛い
とてもいい感じです。
カスリハゼのコピー

さらに、ここには長崎にちなんだ和名が付けられたビイドロカクレエビが水深7m程の所から
わらわらいます。
ビイドロを見たことがある方ならわかるかと思いますが、ビイドロは体が細く透明なため、
泥地にいるとわかりづらい。
写真で撮ろうとしても、良い画になりづらいのですが、
ここのエビたちはスナギンチャクに付いてくれているおかげで、とても綺麗に撮る事ができます♪
可愛らしいですね
ビイドロのコピー
週末は久しぶりの鹿児島は錦江湾ダイブ!
今から待ち遠しい!

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