今年も宜しくお願いします。


明けましておめでとうございます!
昨日、新年最初のダイビングに行ってきました。
大村湾の水温は13℃と冷たく、正月ダラダラと過ごし怠けきった体に鞭を打たれた気分です(笑)

水中では、藻場を造成している箇所にアイナメの卵が産み付けられていました。
いつかここにアイナメが卵を産むかもしれない
そう思って3年目を迎え、念願叶いました。
とはいえ、冬の大村湾で最盛期を迎えているナマコのケタ曳漁の影響で、水中は程よく濁り親の姿はシルエットでしか確認できません。
アイナメの卵のコピー

浅瀬の砂地ではニクハゼ達が繁殖期に備え、徐々に群れから離れて巣穴を作り始めたようです。
今年はニクハゼの様子も少し観察してみたいと思います。

海から上がり、お世話になっている漁師さんの元へ挨拶に伺うと、乾燥ナマコを作る作業を行っていました。
正月返上で朝から晩までナマコを茹でているとのこと。
湯がかれているナマコはクロナマコ。
ナマコのコピー

全身が黒く見た目が悪い為、生食ではほとんど利用されていません。
しかし、中国等では乾燥ナマコにすると高値で取引される高級食材です。

20年程前から漁にクロナマコが混ざるようになり、当初は全て廃棄していたそうです。
しかし、「なんとかしたい」という想いから試行錯誤を繰り返し、乾燥ナマコとして商品価値を見出し今に至るとのことでした。
乾燥ナマコの工程は茹で加減がとても難しく、調整を誤ればゼリーのように溶けたり、口が飛び出しダメになるそうで、一度火を入れ始めると夜になろうが終わるまで離れる事ができないとのこと。
また、乾燥ナマコを作り始めた当初は、やり方を学ぼうにもどの漁師も企業秘密で教われず、失敗が続いていたそうです。

年末年始返上で黙々とナマコを湯がく漁師さんの努力に感服します。

晴天が続いたお正月
漁師さんの話を聞き終える頃、穏やかな大村湾の水面が夕陽に照らされていました。
大村湾夕陽のコピー
今年も皆さん宜しくお願い致します。

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