アユの産卵場を整備


べた凪の海を横目に今回もアユの産卵場へと向かいました。
今回はゲストさんは無し!
目的は・・・
アユの産卵場を少し整えてあげること!

今年のアユは例年より産卵場に上がる個体数が少なく、産卵場の下流に溜まっている傾向がありました。
さらに困ったことに、産卵場下に溜まっているアユ達は、時間になっても産卵場に上がろうとせず、溜まっている淵の中で婚姻色を呈し小規模な産卵を行っていました。
問題点としては、淵で産卵されると産んだ卵をことごとくハゼたちに食べられてしっていること。
砂を採取し、小石に付着しているアユの卵を確認するも、産卵直後の卵があるのみで発達中の卵は全く確認できませんでした。

というわけで、今回はこの淵に流れ込む水の流れを整え、はっきりとさせてあげました。
さらに流れ込み付近でも産卵ができるよう大きな石は取り除き、産卵に適した川底に。
また、産卵場でも去年まで産卵していた区画が大きな石で埋まってしまい、産卵できない状態だった場所も石を取り除き整備。
(すでに産卵が始まっている為、卵があると思われる小石は影響が最小限になるよう行いました)

するとどうでしょう!
産卵時間になると明らかに昨日よりも多くの個体が産卵場への流れ込みに集まりはじめ、やがて産卵に加わりました!
淵で産卵している個体も今回は1匹もおらず、結果は上々だと思います♪
114①
整備したその日に違いが現れたのは驚きでした!

川は1年も経つと川底の状態や流れ込み具合が変化するため、年によってはそれがアユの産卵に適していない場合があると痛感。
あまり手を加え過ぎるのは逆に良くないですが、ある程度は人工的に環境を整えてあげることも必要なのかもしれません。
今回は結果的に産卵期に整備をすることにしましたが、本来なら産卵期前にするのが良いでしょうね。
来年は産卵前に川の状態を確認し、必要であれば少し整えてあげようと思います。

小さな川でアユの数も多くはない場所ですので、できるだけたくさんの子孫を残してほしいですね♪

というわけで、アユの産卵はまだ見られています!
リクエストお待ちしてます~!

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