Monthly Archives: 2月 2017

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大村湾ナイト

毎日口癖のように冬だ寒いだと言っていましたが、
いつのまにやら冬の山場を越えたようで、道端や眺める野山に春の気配を感じるようになりましたね!
この調子で冬将軍には隠居して頂き、1日も早く春風ちゃんにご登場頂きたいところです♪

さて、春の気配とってもまだまだ水中は寒さの底を漂っています。
水温は陸上と2ヶ月差で季節が変わると言う話もありますが、水温の上昇が待ち遠しいですね。

日中ももちろん潜っていますが、最近はナイトダイビングもちょこちょこ通っています。
ポイントはもちろん大村湾。
実は嬉しい事に、大村湾の湾口部つまり入口付近でナイトが出来るポイントが増えたんです♪

超閉鎖的な海と言われる大村湾では、湾外からの潮の影響をどれほど受けているかで出現する生き物に差が出てきます。
今回潜れるようになった湾口部はもちろん最も潮が当り易い場所、つまり、
これまでの湾奥側でのダイビングでは見かけなかった生き物が出てくる可能性が高い場所なんです。

というわけで、早速向かった湾口部ナイトダイビングでは~

おぉ!!
すごい!!!
こんなのも居るのかぁ~!!!

超ざっくりですがもちろんハイテンション(笑)

その中で湾奥のナイトでは見たことが無かった小さなイカちゃん
図鑑で見るとツツイカの仲間に似ているようだけど
あなたはだぁれ?
謎のイカのコピー

【お知らせ】
長崎大学付属図書館内で大村湾の特別企画展が行われています。
貧酸素にまつわるアカデミックな内容から、開発が行われる以前の写真等とても面白い内容にです!
その中に僕が撮影してきた大村湾の水中写真がパネル展示されています。
図書館企画展ポスター
期間は2017年2月15日~2月28日まで
長崎大学付属図書館内で無料で閲覧可能です。
皆さんのお越しをおまちしています!
DSC_0772

春告げるハゼ

先日、長崎でも春一番が吹いたと耳にしたので、
今日は春を象徴するハゼに会いに行ってきました。
チャガラ?キヌバリ?
ノンノン

繁殖期を迎えたシロウオ達の文字通り透き通った肌がなんと美しいこと!
スケスケで骨まで見えちゃってるけどね。
シロウオ

ハゼを呼称する以上、この特異稀なハゼはやはり避けては通れません。
なぜなら、ハゼにも関わらず遡河回遊(サケと同じく、海で育ち川で産卵する回遊魚)するのですから!

群れで泳ぐ姿もとても綺麗です。
これから卵保護に入っていきます。
シロウオ①

気付けば2時間以上、ひたすらシロウオの撮影に没頭していました。

シロウオを見たい方
もちろんガイドしますよ!

【お知らせ】
長崎大学付属図書館内で大村湾の特別企画展が行われています。
貧酸素にまつわるアカデミックな内容から、開発が行われる以前の写真等とても面白い内容にです!
その中に僕が撮影してきた大村湾の水中写真がパネル展示されています。
図書館企画展ポスター
期間は2017年2月15日~2月28日まで
長崎大学付属図書館内で無料で閲覧可能です。
皆さんのお越しをおまちしています!
DSC_0772

気持ちの良い海

う~ん気持ち良い!!
やっぱりダイビングは晴天に限りますね♪
ということで、今日のダイビングも快適でした!

最近は外洋ポイントにイワシやキビナゴの群れが入っていてとても綺麗です!
透明度も良いので最高だ

ゲストさんと水中散歩
気持ち良いですねぇ~
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

【お知らせ】
長崎大学付属図書館内で大村湾の特別企画展が行われています。
貧酸素にまつわるアカデミックな内容から、開発が行われる以前の写真等とても面白い内容にです!
その中に僕が撮影してきた大村湾の水中写真もパネル展示されています。
今日の午後はその内覧会だったのですが、内容がとても面白かったので暇を見つけてまた僕自身も足を運ぼうと思います。
DSC_0771
期間は2017年2月15日~2月28日まで
長崎大学付属図書館内で無料で閲覧可能です。
皆さんのお越しをおまちしています!
DSC_0772

写真展示のお知らせ

今日も海は時化模様でした!
最近は北西の風が強く、波もバシャバシャ飛び跳ね気味です。
潜ってしまえばなんてことはないのですが。

今日は辰の口でファンダイビング
エントリー口は北風バシャバシャでしたが、海の中は透明度も良く快適でした♪
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして明日からは長崎大学付属図書館内で大村湾の特別企画展が始まります!
貧酸素にまつわるアカデミックな内容から、開発が行われる以前の写真等面白い内容になっています♪
その中に僕が撮影してきた大村湾の水中写真もパネル展示されます!
今日の午後はその内覧会だったのですが、内容がとても面白かったので暇を見つけてまた僕自身も足を運ぼうと思います。
DSC_0771
期間は2017年2月15日~2月28日まで
長崎大学付属図書館内で無料で閲覧可能です。
皆さんのお越しをおまちしています!
DSC_0772

さぁ明日は久しぶりに凪そうですね!
ボートダイブ行ってきます♪

アクアボルト1万がやってきた

皆さんこんにちは
海だより中村です

先日、(株)フィッシュアイより発売された新商品「FIX AQUAVOLT 10000」をガイド時と動画撮影用に購入しました。
何本も買えるような価格でもないので、使ってみた感想をせっかくなのでご紹介したいと思います。
結論から言うと、とても良いライトでした♪

このライトの大きな特徴は何と言っても名前の由来になっている1万ルーメンの光量です。
ついに1万ルーメンが出たかぁ~という感じですね。

まずは届くと立派なケースに入ってます
この時点でおぉ~と圧倒されました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
中を空けると・・・
クッションでしっかり保護された状態でライト一式が収められています。
こんな立派なケースいるかなぁ?とも思ったけれど、持ち運ぶ時にあると便利そうですね。
不必要な物は出してクローズアップレンズ等を入れて持ち運ぶのにも良いかも
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
取り出してみました。
さすがに大光量のライトだけあってバッテリーも大きいですね。
充電する際には直接バッテリーに充電ケーブルを繋いで行います。
バッテリーの両面には端子部分があるため、保管時用の保護カバーまでついてました。
アクアボルト一式
ライト本体を見ていきましょう。
サイズは1万ルーメンという光量に対してとてもコンパクト!
一世を風靡したダークバスターと比較するとアクアボルトの小ささが際立ちます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ボディは全身が安心堅牢な耐腐食アルミ合金
一般的に使われているFIX NEOシリーズはライトモジュール部分はアルミですが、バッテリー部分はプラスチックでしたね。
FIXneoは以前なにかの衝撃でボディ後部にクラックが入り水没した経緯があるので、とても安心感があります。
一方、アルミボディのデメリットは重いという点でしょうか。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
正面は単一面LEDモジュールを採用しているため、照射ムラが出にくい仕様になっています。
フロントはドーム状ではなくフラットになっているものの照射角は100°
光量もあるので十分広範囲を照らせます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ライト操作は後ろで行われます。
操作部分は少しだけ本体内側に収まっているので、何かとすぐにぶつける僕には安心仕様です(笑)
ダイヤル部分を廻すことで0-100%までの光量調整が可能。この仕様はFIXNEOなどにもありますが、本当に役立つ機能です。
もちろん段階光量調整も可能です。真ん中のボタンを押すことで20%、25%、50%、75%、100%の調整が可能です。

液晶モニターには光量と照射可能時間が表示されます。
そしてこのモニターとっても見易い
ポイントなのは、照射可能時間。僕はここにアクアボルト最大のメリットを感じています。
100%の1万ルーメンでは照射可能な時間は1時間未満です。75%時で約1時間、しかし50%ではなんと2時間の照射が可能!
よく見かける2500ルーメン前後のライトは、フル発光で1時間程しか持ちませんが、こちらは5000ルーメン近い光量で2時間の照射ができるのです。
25%ではなんと6時間!ひぇ~巨大バッテリーは伊達じゃない!

しかし照射時間には注意が必要です。
バッテリー残量が10分を切ると、強制的にセイフティーモード(光量低下&約10分後消灯)に移行します。
例えば100%で仕様した際に10分を切ったとしても、20%で使えばまだ使用できるように感じますが、セイフティーモードに移行した後では光量を下げる事ができません。
残り11分の所で10%まで落とせば、10分以上は使用可能なのですが、これはちょっと残念でした。
アクアボルトモニター

そしてここでトラブル発生
100%時の照射時間を撮影していたわずか数秒で、机が焦げた~!!
ライト部分は大丈夫でしたが取扱いに注意しないと本当に火事になっちゃうよ!
高温時保護モードは搭載されているようですが、数秒だけだった為かこの時は作動せず。
何かの拍子で燃えやすいものの上で100%が点灯しようものなら超危険なので、くれぐれも注意が必要です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
全体的にとても使い勝手が良いライトで大満足なのですが、
アームやグリップ類を接続させるベース部分だけがFIXNEOシリーズと同じプラスチックベースになってました。
実は、以前ネジを固定する底の部分が割れて使えなくなったことがあるのでちょっと不安です。
ここも金属だったらよかったのにな~。それとも電蝕の関係とかで使えないのかな?
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
次に実際に水中でライト撮影をしてみましたよ~

条件は下記の通りです。
・撮影水深:6m 
・天  気:晴天 
・透明度 :8m 
・被写体との距離:ざっくり50㎝程
・ストロボ:なし
・ISO  :200
・F値  :6.3
・S速度 :1/125秒
ライトテスト

50%以上からの色の出方がすごいですね。
圧倒的照射力!100%時はストロボで撮影した時と遜色ない色をしてます。
ワイドの映像撮影には力強い武器になってくれること間違いなしですね!

ということで、まだ使い始めたばかりですがとても良いライトです。

しかし、その一方でFIXNEOやRG、INONライトに比べるとボディが大きく重たい事で、取り回しに苦労させられるライトでもあります。
また、マクロ撮影であればこんなに大光量である必要もないので、普通に潜る分にはここまで大型のライトを使う機会はそうないと思います。
強すぎる光は暗がりを好む生き物達を一瞬で散らしてしまうリスクもありますので、不慣れな方が持つには危険なライトかもしれません。

ダイビング時のライトとしては、FIXNEO等のライトは光量・扱い易さ・そして価格面からもバランスがとても良く感じますね!
アクアボルトは、ソフトコーラル類の色を鮮やかに照らしたい時や、ナイトダイビング、そして動画でワイド撮影する時には絶大な効果を発揮してくれるライトでした。

価格は¥198,000(税別)とライトの中でも別格ですが、十分満足のいくものでした。
これからの映像撮影が楽しみでなりません♪

体験ダイブでウミガメ

海だより中村です。
今日は晴天&べた凪のダイビング日和でした♪
冬という事もあって、ゲストさんのご予約はかなり少ないのですが外海のパフォーマンスは一年を通してもかなり高くなっています♪

そして今日はテレビ撮影に辰の口に潜ってきましたよ
一緒にリポーターの方をご案内しながらの撮影だったのですが、ダイビングは初めてとのことで体験ダイビングのご案内をしてきました♪
えぇえぇ、狙いはもちろんあの子です

それにしても透明度も良くて気持ちが良い~
心地よい静寂に心が満たされていくようです♪
辰の口のコピー

スターダストイワシー
流星のように流れてくるイワシの群れに圧倒
イワシ群れのコピー

そしてタイマイにも会ってきました♪
頑張れ!頑張って冬を越すんだ~
タイマイ君のコピー

体験ダイビングながらキビナゴやウミガメまで見れて大感動の1本となりました♪
放送日などの詳細は未定ですが、追ってブログ等で告知したいと思います!

リクエストも引き続きお待ちしてます~

【お知らせ】
【写真展のお知らせ】
長崎大学付属図書館において開催される展示イベントにおいて、大村湾で撮影した写真を展示致します。
日程は下記の通りです。
ぜひ足をお運びください

展示イベント名「長崎の里海 大村湾 ―その過去・現在そして未来-」
場 所:長崎大学文教キャンパス 附属図書館1階ギャラリー
日 程:2017年2月15日~28日
展示枚数:37点
(イベント概要)
大村湾の昔の姿、過去からの土地利用の変遷、陸域からの負荷量や環境の変化、さらには景観や水中写真等から見た大村湾などについての展示が行われます。
ぜひ皆さんもイベントを通して大村湾の未来について考えていきましょう!

チャガラの時期ですね

チャガラ良いよ~チャガラ
水温は底を打ったようで、さすがに1時間オーバーの撮影は体に堪えますが
目の前で繰り広げられる美しいチャガラ達の求愛や闘争は見応えがあります!

大村湾のチャガラポイント
最大の特徴は数です。
長崎ではいくつかの場所でチャガラの観察ができますが、このポイントは圧倒的に数が多い場所です。
ざっくりな感覚で言うならばクロホシイシモチ並みに群れています。
そしてほぼ泳ぎ回りません。ジッとしていれば勝手にカメラに近づいてきてくれます。

ヒレを広げお互いに威嚇し合うオス
チャガラのコピー

卵保護している個体も確認できています。
リクエストお待ちしています♪

海だより
中村