Monthly Archives: 1月 2017

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巨大ウミガメ!

週末2日間は近海ボートダイブでした♪
土曜日は晴天凪だったものの、本日は午後から豹変
強い風で白波がピョンピョン跳ねていました
しかし、事前に予報でわかっていたので午前中2ダイブ楽しんできましたよ♪

そして今日もウミガメを楽しんできました!
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でかい!!
辰の口で出ているタイマイではなく、こちらはアオウミガメ
毎年近海のボートポイントでは冬になると姿を現します
今日は2頭の多いなウミガメに出会えましたよ♪

ウミウシもたくさん出ていました。
ハナオトメウミウシは今が最盛期
そこらじゅうに沸いてます
そして久しぶりに出合ったゴマフビロウドウミウシ
小さかったけどモフモフした姿が可愛かったですよ~
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ウミガメシーズンもう少し続くと思います。
天気が良い日はボートも出していますので、リクエストもじゃんじゃんお待ちしていますよ~

海だより
中村

マダイ・マダイ・マダイ

寒い日が続きますね!

久しぶりにゲストさんと一緒に一眼を持って海に入りました♪
目を引いたのは巨大なマダイたち!

磯焼け時のウニ駆除ですっかり気を良くしたマダイ達がダイバーの周りをチョロチョロしています。
マダイがここまで見易いのも面白いですね。

今回は写真ではなく動画でその様子をご覧ください♪

リクエストお待ちしています

タイマイは冬を越せるのか

長崎で最もメジャーなダイビングポイントに現れたタイマイ君
昨年末から辰の口ダイバーの間で随分話題になっていたこの子に、遅ればせながら先日僕も会ってきました。

ダイバーにも随分慣れているのか全く逃げるそぶりも見せず、おまけにまだ若い個体ということもあってとても可愛い!僕もすぐに虜になってしまったのですが、岩陰で休んでいたタイマイが海面へと呼吸しに行くときに気づきました。
腹甲(お腹)が随分くぼんでいるなぁ~と。
タイマイの腹部

ウミガメなんてほとんど見る機会ないし、ましてや熱帯域に多いタイマイなので、確かな事はわかりませんが、かなり痩せているように思えます。
水族館時代に飼育していたウミガメ達はお腹まで丸々してた覚えが(彼らは肥満気味なようでしたが)
泳ぐ姿も弱々しく、僕には衰弱しているようにも感じました。

長崎で一番見る機会が多いウミガメはアオウミガメです。
この種は冬の一番寒い時期でも元気に泳ぎまわっており、どうやら低水温にも強い様子。

しかし、タイマイは図鑑の分布からわかる通り、熱帯~亜熱帯に分布する種類です。
例えば沖縄であれば、冬の一番寒い時期でも水温は20℃以下になる事は少ないでしょう。
しかしここは長崎。
今現在で水温は15℃、そしてこれから訪れる最も低い時期には12℃にまで下がります。
タイマイ君②
(彼女がお気に入りの場所)

これはあくまで僕の予想で外れる可能性も十分にありますが、
このまま何もしなければ、きっとこのタイマイ君は低水温と栄養不足で衰弱死してしまう気がします。

辰の口というポイントには、残念ながらタイマイが好む餌も多いとは言えない環境です。
今の痩せてる状況では、低水温に耐えるだけの脂肪も見についてないように思えます。
辰の口とカメ
(無機質なゴロタばかりが目につく)

さて、これはどうしたものでしょうか。

僕の中では3つ浮かびました。

①現状のまま見守る
僕の考えすぎで、無事に冬を越してくれるかもしれませんし、衰弱死してしまっても、それもまた自然の摂理と言えるのかもしれません。
今回はたまたま運よくダイバーに見える場所にタイマイが現れただけなのですから。
そして死ぬ間際までウミガメと出会えた喜びと興奮をダイバーに与えてくれるでしょう。

②餌付けする
少なくとも、今の痩せている状況から脱してあげるべく、餌を与え栄養状態を改善させます。
運良くいけば、冬を越しダイバーにも慣れ、辰の口というダイビングポイントのアイドルとなり長く愛され続け、長崎のダイビングを盛り上げる存在になるでしょう。
しかし、今の状態でただ餌を与えるだけで冬を越せるのかは甚だ疑問が残ります。
そして餌になるものであれば何でも与えれば良いというわけでもないでしょう。
ウミガメの状態に見合った餌と量、それを定期的に与え続ける必要があるかと思います。
もしダイバー達が野良猫に餌を与えるように各々が好きに与えた場合、保護とはかけ離れた行為となり、結果も実を結ばない気がします。

③水族館で保護する
水族館であれば、水温を適切な温度に保った状態で給仕することも可能です。
もちろん保護した結果死んでしまう事も少なくありませんが、一番タイマイが生存する可能性が高い方法だと思えます。
しかし、それは辰の口というダイビングポイントからウミガメがいなくなる事を意味します。
ただえさえ寒くなる冬の海、辰の口に通うダイバーは皆ウミガメに会える事を楽しみに潜りに訪れるでしょう。もちろん僕もそんなダイバーの1人です。
そんなアイドルとなっているウミガメをダイビングポイントから人為的に取り除いて良いものでしょうか。
(例えばこのカメが僕ぐらいしか潜らない大村湾のポイントに現れたのなら、真っ先に水族館を呼ぶのですが…)

生き物の保護に関して、本当に必要な事なのかどうか、いつも考えさせられます。
何であれば保護して、何であれば自然のままに見届けるべきなのでしょう。
ちなみに、タイマイは絶滅危惧種に指定されています。

助けなれるのであれば、そうしたいと思いますし、
この先も辰の口に長く住んでくれたらとも思いますが。
タイマイ

タイマイに合ってめでたいよ

今日は寒波が来ているそうですが、今の所お店の前に雪は降ってません。
我が子の今年初雪だるま作りの野望は実らず。
散々寒いぞぉ~と煽られていたけど、今日よりもっと寒い日が来るかと思うとゾクゾクします(背筋が)

さて、今長崎のダイバーで話題になっている辰の口のウミガメに会ってきましたよ♪
種類はタイマイ!
アオウミガメは何度も出会った事がありますが、タイマイは初めて
もともと熱帯域のウミガメなので長崎の海で見られるなんて何気にすごい!

ということで、まずは映像をどうぞ~

すでにすっかりダイバーに慣れているので、一緒に泳ぐ事もできました♪
しかしこのタイマイ君
ちょっと心配だなぁ~
この辺りの話はまた今度

ウミガメにビーチで出会えるなんて滅多にありません
見たい方は今月中にもリクエストして下さい♪
タイマイ

タイマイいたよ~

今日のダイビングはテレビ撮影でした

ようやく出会えたよ噂のあの子
タイマイ君
ダイバー慣れしているようで逃げるそぶりも見せずに岩の下で休んでました
長く居ついてくれるといいね~
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そして同じくダイバーにべったり懐いている巨大なマダイ
カメラマンと一緒に泳いでる
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タイマイは随分ダイバーに慣れているようなので、結構居ついてくれるかもしれませんね!
カメに会いたい方は今がチャンス!

マリンダイビング2月号買ってね♪

寒波来てますね~
最近は海に潜りつつ、お店ではご近所さんから頂いたヨド物置(20年物の年期が入ったやつ)を再利用するべく掃除しています。
これがかなり大変。ネジは潰れているし錆で朽ちている部分も多々あるし、ばらしてあるけど果たして組み立てる事ができるのでしょうか。

さて、今月発売のマリンダイビング2月号に記事が載っています♪
昨年11月に行ったガイド会4ショップ長崎ツアーの様子が掲載されています!
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ツアーレポートやガイド4人の紹介記事等ありますのでぜひご覧ください♪
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こちらは年末にゲストさんと行った大村湾カヤックツアーの写真です。
少し天気が悪い日でしたが、スナメリにも会えましたよ~
今は二人乗りのカヤックが1艇しかないので、1名限定のご案内です!
DSC_0648
明日はテレビの撮影に潜ってきます~

今年も宜しくお願いします。

明けましておめでとうございます!
昨日、新年最初のダイビングに行ってきました。
大村湾の水温は13℃と冷たく、正月ダラダラと過ごし怠けきった体に鞭を打たれた気分です(笑)

水中では、藻場を造成している箇所にアイナメの卵が産み付けられていました。
いつかここにアイナメが卵を産むかもしれない
そう思って3年目を迎え、念願叶いました。
とはいえ、冬の大村湾で最盛期を迎えているナマコのケタ曳漁の影響で、水中は程よく濁り親の姿はシルエットでしか確認できません。
アイナメの卵のコピー

浅瀬の砂地ではニクハゼ達が繁殖期に備え、徐々に群れから離れて巣穴を作り始めたようです。
今年はニクハゼの様子も少し観察してみたいと思います。

海から上がり、お世話になっている漁師さんの元へ挨拶に伺うと、乾燥ナマコを作る作業を行っていました。
正月返上で朝から晩までナマコを茹でているとのこと。
湯がかれているナマコはクロナマコ。
ナマコのコピー

全身が黒く見た目が悪い為、生食ではほとんど利用されていません。
しかし、中国等では乾燥ナマコにすると高値で取引される高級食材です。

20年程前から漁にクロナマコが混ざるようになり、当初は全て廃棄していたそうです。
しかし、「なんとかしたい」という想いから試行錯誤を繰り返し、乾燥ナマコとして商品価値を見出し今に至るとのことでした。
乾燥ナマコの工程は茹で加減がとても難しく、調整を誤ればゼリーのように溶けたり、口が飛び出しダメになるそうで、一度火を入れ始めると夜になろうが終わるまで離れる事ができないとのこと。
また、乾燥ナマコを作り始めた当初は、やり方を学ぼうにもどの漁師も企業秘密で教われず、失敗が続いていたそうです。

年末年始返上で黙々とナマコを湯がく漁師さんの努力に感服します。

晴天が続いたお正月
漁師さんの話を聞き終える頃、穏やかな大村湾の水面が夕陽に照らされていました。
大村湾夕陽のコピー
今年も皆さん宜しくお願い致します。