魅惑の錦江湾


5月10・11日と私の第二の故郷鹿児島へ潜りに行ってきました。
初日には桜島で大きな噴煙が上がり、灰だらけとなってしまいましたが存分に楽しんできました!

まず初日に向かったのは長水路です。
ここは鹿児島大学水産学部で伝統的に潜られ続けている由所正しきダイビングポイント!
とはいえ、潜るにくるのは卒業生か在学生か水産学部の先生たちです(笑)
もちろん私も学生の頃に大変お世話になった場所です。

噴煙を上げる桜島を横目に水中へと入っていくと、そこは美しいアマモの大草原!
長水路特有の穏やかな環境と、引き潮による透明度の良さも合わさって、それはそれは美しい光景が広がっていました。
この日は天候も良く、日の光を浴びてアマモが盛んに光合成を行っていました。
アマモ
アマモの葉の上にはオヨギイソギンチャクやワレカラ、ブドウガイなど色んな生き物が生活していました。
こちらは滑るように泳ぎ回るコツブムシの仲間。
ダンゴムシのような姿ですが一度泳ぎ始めれば動きは俊敏です!
コツブムシ
ドロメの幼魚に混ざりサツキハゼの姿もありました。
天敵が少ないためか皆のびのびと泳いでいます。
サツキハゼ
アマモとともに海底を覆っていたのはジュズモの仲間。
細い糸が絡まりあったような海藻です。
その中を覗いてみると、ジュズモの糸を上手に編み込み、自分の寝床を作っているヨコエビがいました。
こんな器用なヨコエビがいようとは!やはりヨコエビも奥が深い。
ヨコエビ①

さて、その翌日はいよいよ桜島で潜ってきました。
コンクリート上に降り積もった灰を踏みしめながらのエントリー。
まず目指すは水深40m。
春濁りで緑色に染まった水中を下へ下へと降りていきます。
やがて目的の地点に到着あたりを注意深く見渡すと・・・
いました!お目当てのオニベニハゼ!
見るのは大学生の頃以来なので、実に8年ぶりの再会でしょうか(笑)
変わらぬ美しさに写真を撮るのも忘れるくらい見るのに没頭していました(笑)
ナガシメベニハゼもわんさかわんさか。

水深30m。
ふと水面を見上げると緑色の海中に広がるアカオビハナダイたちのシルエット。
これぞ錦江湾だな~。
婚姻色を呈したオスたちがおれがNo.1だ!と競うようにメスへ熱烈な求愛を繰り広げていました。
アカオビ
浅瀬ではネジリンボウたちも元気に出てきていましたよ。
ネジリンボウ

やはり錦江湾は何度訪れても素晴らしい海ですね。
さて、明日からはホームポイントの大村湾を攻めて行きましょ!

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