ネズミゴチの産卵


水温24℃。浅瀬の透明度はわりと良好です。
先日から大村湾で貧酸素が発生しています。
普段見かけない少し深場に暮らすスジハゼC達が浅瀬に大量に姿を現し、
同じく滅多に見かけないネズミゴチの幼魚が大量に逃げてきています。

貧酸素水塊が溜まっていると思われる水深7m付近に行くと、
イカリナマコの仲間や、メガネクモヒトデの一種、あるいはゴカイの仲間等たくさんの無脊椎たちが横たわっていました。
泥底中に暮らす生き物達は魚のように移動できるわけではないので、逃げることができないんです。

さて
そんな中、浅瀬に逃げてきたネズミゴチの成魚達は酸欠で苦しい状況にも関わらず産卵を行っていました。
薄暗くなっていく夜空へ向かうように、水面を目指し上昇していきます。
ネズミゴチ

今年は観察できるようになったのが遅かった為、
ネズミゴチの産卵が見られるのは今週末までと思われます。
ご希望の方は一度ご連絡下さい。

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