写真展示のお知らせ

今日も海は時化模様でした!
最近は北西の風が強く、波もバシャバシャ飛び跳ね気味です。
潜ってしまえばなんてことはないのですが。

今日は辰の口でファンダイビング
エントリー口は北風バシャバシャでしたが、海の中は透明度も良く快適でした♪
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そして明日からは長崎大学付属図書館内で大村湾の特別企画展が始まります!
貧酸素にまつわるアカデミックな内容から、開発が行われる以前の写真等面白い内容になっています♪
その中に僕が撮影してきた大村湾の水中写真もパネル展示されます!
今日の午後はその内覧会だったのですが、内容がとても面白かったので暇を見つけてまた僕自身も足を運ぼうと思います。
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期間は2017年2月15日~2月28日まで
長崎大学付属図書館内で無料で閲覧可能です。
皆さんのお越しをおまちしています!
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さぁ明日は久しぶりに凪そうですね!
ボートダイブ行ってきます♪

アクアボルト1万がやってきた

皆さんこんにちは
海だより中村です

先日、(株)フィッシュアイより発売された新商品「FIX AQUAVOLT 10000」をガイド時と動画撮影用に購入しました。
何本も買えるような価格でもないので、使ってみた感想をせっかくなのでご紹介したいと思います。
結論から言うと、とても良いライトでした♪

このライトの大きな特徴は何と言っても名前の由来になっている1万ルーメンの光量です。
ついに1万ルーメンが出たかぁ~という感じですね。

まずは届くと立派なケースに入ってます
この時点でおぉ~と圧倒されました。
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中を空けると・・・
クッションでしっかり保護された状態でライト一式が収められています。
こんな立派なケースいるかなぁ?とも思ったけれど、持ち運ぶ時にあると便利そうですね。
不必要な物は出してクローズアップレンズ等を入れて持ち運ぶのにも良いかも
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取り出してみました。
さすがに大光量のライトだけあってバッテリーも大きいですね。
充電する際には直接バッテリーに充電ケーブルを繋いで行います。
バッテリーの両面には端子部分があるため、保管時用の保護カバーまでついてました。
アクアボルト一式
ライト本体を見ていきましょう。
サイズは1万ルーメンという光量に対してとてもコンパクト!
一世を風靡したダークバスターと比較するとアクアボルトの小ささが際立ちます。
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ボディは全身が安心堅牢な耐腐食アルミ合金
一般的に使われているFIX NEOシリーズはライトモジュール部分はアルミですが、バッテリー部分はプラスチックでしたね。
FIXneoは以前なにかの衝撃でボディ後部にクラックが入り水没した経緯があるので、とても安心感があります。
一方、アルミボディのデメリットは重いという点でしょうか。
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正面は単一面LEDモジュールを採用しているため、照射ムラが出にくい仕様になっています。
フロントはドーム状ではなくフラットになっているものの照射角は100°
光量もあるので十分広範囲を照らせます。
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ライト操作は後ろで行われます。
操作部分は少しだけ本体内側に収まっているので、何かとすぐにぶつける僕には安心仕様です(笑)
ダイヤル部分を廻すことで0-100%までの光量調整が可能。この仕様はFIXNEOなどにもありますが、本当に役立つ機能です。
もちろん段階光量調整も可能です。真ん中のボタンを押すことで20%、25%、50%、75%、100%の調整が可能です。

液晶モニターには光量と照射可能時間が表示されます。
そしてこのモニターとっても見易い
ポイントなのは、照射可能時間。僕はここにアクアボルト最大のメリットを感じています。
100%の1万ルーメンでは照射可能な時間は1時間未満です。75%時で約1時間、しかし50%ではなんと2時間の照射が可能!
よく見かける2500ルーメン前後のライトは、フル発光で1時間程しか持ちませんが、こちらは5000ルーメン近い光量で2時間の照射ができるのです。
25%ではなんと6時間!ひぇ~巨大バッテリーは伊達じゃない!

しかし照射時間には注意が必要です。
バッテリー残量が10分を切ると、強制的にセイフティーモード(光量低下&約10分後消灯)に移行します。
例えば100%で仕様した際に10分を切ったとしても、20%で使えばまだ使用できるように感じますが、セイフティーモードに移行した後では光量を下げる事ができません。
残り11分の所で10%まで落とせば、10分以上は使用可能なのですが、これはちょっと残念でした。
アクアボルトモニター

そしてここでトラブル発生
100%時の照射時間を撮影していたわずか数秒で、机が焦げた~!!
ライト部分は大丈夫でしたが取扱いに注意しないと本当に火事になっちゃうよ!
高温時保護モードは搭載されているようですが、数秒だけだった為かこの時は作動せず。
何かの拍子で燃えやすいものの上で100%が点灯しようものなら超危険なので、くれぐれも注意が必要です。
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全体的にとても使い勝手が良いライトで大満足なのですが、
アームやグリップ類を接続させるベース部分だけがFIXNEOシリーズと同じプラスチックベースになってました。
実は、以前ネジを固定する底の部分が割れて使えなくなったことがあるのでちょっと不安です。
ここも金属だったらよかったのにな~。それとも電蝕の関係とかで使えないのかな?
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次に実際に水中でライト撮影をしてみましたよ~

条件は下記の通りです。
・撮影水深:6m 
・天  気:晴天 
・透明度 :8m 
・被写体との距離:ざっくり50㎝程
・ストロボ:なし
・ISO  :200
・F値  :6.3
・S速度 :1/125秒
ライトテスト

50%以上からの色の出方がすごいですね。
圧倒的照射力!100%時はストロボで撮影した時と遜色ない色をしてます。
ワイドの映像撮影には力強い武器になってくれること間違いなしですね!

ということで、まだ使い始めたばかりですがとても良いライトです。

しかし、その一方でFIXNEOやRG、INONライトに比べるとボディが大きく重たい事で、取り回しに苦労させられるライトでもあります。
また、マクロ撮影であればこんなに大光量である必要もないので、普通に潜る分にはここまで大型のライトを使う機会はそうないと思います。
強すぎる光は暗がりを好む生き物達を一瞬で散らしてしまうリスクもありますので、不慣れな方が持つには危険なライトかもしれません。

ダイビング時のライトとしては、FIXNEO等のライトは光量・扱い易さ・そして価格面からもバランスがとても良く感じますね!
アクアボルトは、ソフトコーラル類の色を鮮やかに照らしたい時や、ナイトダイビング、そして動画でワイド撮影する時には絶大な効果を発揮してくれるライトでした。

価格は¥198,000(税別)とライトの中でも別格ですが、十分満足のいくものでした。
これからの映像撮影が楽しみでなりません♪

体験ダイブでウミガメ

海だより中村です。
今日は晴天&べた凪のダイビング日和でした♪
冬という事もあって、ゲストさんのご予約はかなり少ないのですが外海のパフォーマンスは一年を通してもかなり高くなっています♪

そして今日はテレビ撮影に辰の口に潜ってきましたよ
一緒にリポーターの方をご案内しながらの撮影だったのですが、ダイビングは初めてとのことで体験ダイビングのご案内をしてきました♪
えぇえぇ、狙いはもちろんあの子です

それにしても透明度も良くて気持ちが良い~
心地よい静寂に心が満たされていくようです♪
辰の口のコピー

スターダストイワシー
流星のように流れてくるイワシの群れに圧倒
イワシ群れのコピー

そしてタイマイにも会ってきました♪
頑張れ!頑張って冬を越すんだ~
タイマイ君のコピー

体験ダイビングながらキビナゴやウミガメまで見れて大感動の1本となりました♪
放送日などの詳細は未定ですが、追ってブログ等で告知したいと思います!

リクエストも引き続きお待ちしてます~

【お知らせ】
【写真展のお知らせ】
長崎大学付属図書館において開催される展示イベントにおいて、大村湾で撮影した写真を展示致します。
日程は下記の通りです。
ぜひ足をお運びください

展示イベント名「長崎の里海 大村湾 ―その過去・現在そして未来-」
場 所:長崎大学文教キャンパス 附属図書館1階ギャラリー
日 程:2017年2月15日~28日
展示枚数:37点
(イベント概要)
大村湾の昔の姿、過去からの土地利用の変遷、陸域からの負荷量や環境の変化、さらには景観や水中写真等から見た大村湾などについての展示が行われます。
ぜひ皆さんもイベントを通して大村湾の未来について考えていきましょう!

チャガラの時期ですね

チャガラ良いよ~チャガラ
水温は底を打ったようで、さすがに1時間オーバーの撮影は体に堪えますが
目の前で繰り広げられる美しいチャガラ達の求愛や闘争は見応えがあります!

大村湾のチャガラポイント
最大の特徴は数です。
長崎ではいくつかの場所でチャガラの観察ができますが、このポイントは圧倒的に数が多い場所です。
ざっくりな感覚で言うならばクロホシイシモチ並みに群れています。
そしてほぼ泳ぎ回りません。ジッとしていれば勝手にカメラに近づいてきてくれます。

ヒレを広げお互いに威嚇し合うオス
チャガラのコピー

卵保護している個体も確認できています。
リクエストお待ちしています♪

海だより
中村

巨大ウミガメ!

週末2日間は近海ボートダイブでした♪
土曜日は晴天凪だったものの、本日は午後から豹変
強い風で白波がピョンピョン跳ねていました
しかし、事前に予報でわかっていたので午前中2ダイブ楽しんできましたよ♪

そして今日もウミガメを楽しんできました!
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でかい!!
辰の口で出ているタイマイではなく、こちらはアオウミガメ
毎年近海のボートポイントでは冬になると姿を現します
今日は2頭の多いなウミガメに出会えましたよ♪

ウミウシもたくさん出ていました。
ハナオトメウミウシは今が最盛期
そこらじゅうに沸いてます
そして久しぶりに出合ったゴマフビロウドウミウシ
小さかったけどモフモフした姿が可愛かったですよ~
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ウミガメシーズンもう少し続くと思います。
天気が良い日はボートも出していますので、リクエストもじゃんじゃんお待ちしていますよ~

海だより
中村

マダイ・マダイ・マダイ

寒い日が続きますね!

久しぶりにゲストさんと一緒に一眼を持って海に入りました♪
目を引いたのは巨大なマダイたち!

磯焼け時のウニ駆除ですっかり気を良くしたマダイ達がダイバーの周りをチョロチョロしています。
マダイがここまで見易いのも面白いですね。

今回は写真ではなく動画でその様子をご覧ください♪

リクエストお待ちしています

タイマイは冬を越せるのか

長崎で最もメジャーなダイビングポイントに現れたタイマイ君
昨年末から辰の口ダイバーの間で随分話題になっていたこの子に、遅ればせながら先日僕も会ってきました。

ダイバーにも随分慣れているのか全く逃げるそぶりも見せず、おまけにまだ若い個体ということもあってとても可愛い!僕もすぐに虜になってしまったのですが、岩陰で休んでいたタイマイが海面へと呼吸しに行くときに気づきました。
腹甲(お腹)が随分くぼんでいるなぁ~と。
タイマイの腹部

ウミガメなんてほとんど見る機会ないし、ましてや熱帯域に多いタイマイなので、確かな事はわかりませんが、かなり痩せているように思えます。
水族館時代に飼育していたウミガメ達はお腹まで丸々してた覚えが(彼らは肥満気味なようでしたが)
泳ぐ姿も弱々しく、僕には衰弱しているようにも感じました。

長崎で一番見る機会が多いウミガメはアオウミガメです。
この種は冬の一番寒い時期でも元気に泳ぎまわっており、どうやら低水温にも強い様子。

しかし、タイマイは図鑑の分布からわかる通り、熱帯~亜熱帯に分布する種類です。
例えば沖縄であれば、冬の一番寒い時期でも水温は20℃以下になる事は少ないでしょう。
しかしここは長崎。
今現在で水温は15℃、そしてこれから訪れる最も低い時期には12℃にまで下がります。
タイマイ君②
(彼女がお気に入りの場所)

これはあくまで僕の予想で外れる可能性も十分にありますが、
このまま何もしなければ、きっとこのタイマイ君は低水温と栄養不足で衰弱死してしまう気がします。

辰の口というポイントには、残念ながらタイマイが好む餌も多いとは言えない環境です。
今の痩せてる状況では、低水温に耐えるだけの脂肪も見についてないように思えます。
辰の口とカメ
(無機質なゴロタばかりが目につく)

さて、これはどうしたものでしょうか。

僕の中では3つ浮かびました。

①現状のまま見守る
僕の考えすぎで、無事に冬を越してくれるかもしれませんし、衰弱死してしまっても、それもまた自然の摂理と言えるのかもしれません。
今回はたまたま運よくダイバーに見える場所にタイマイが現れただけなのですから。
そして死ぬ間際までウミガメと出会えた喜びと興奮をダイバーに与えてくれるでしょう。

②餌付けする
少なくとも、今の痩せている状況から脱してあげるべく、餌を与え栄養状態を改善させます。
運良くいけば、冬を越しダイバーにも慣れ、辰の口というダイビングポイントのアイドルとなり長く愛され続け、長崎のダイビングを盛り上げる存在になるでしょう。
しかし、今の状態でただ餌を与えるだけで冬を越せるのかは甚だ疑問が残ります。
そして餌になるものであれば何でも与えれば良いというわけでもないでしょう。
ウミガメの状態に見合った餌と量、それを定期的に与え続ける必要があるかと思います。
もしダイバー達が野良猫に餌を与えるように各々が好きに与えた場合、保護とはかけ離れた行為となり、結果も実を結ばない気がします。

③水族館で保護する
水族館であれば、水温を適切な温度に保った状態で給仕することも可能です。
もちろん保護した結果死んでしまう事も少なくありませんが、一番タイマイが生存する可能性が高い方法だと思えます。
しかし、それは辰の口というダイビングポイントからウミガメがいなくなる事を意味します。
ただえさえ寒くなる冬の海、辰の口に通うダイバーは皆ウミガメに会える事を楽しみに潜りに訪れるでしょう。もちろん僕もそんなダイバーの1人です。
そんなアイドルとなっているウミガメをダイビングポイントから人為的に取り除いて良いものでしょうか。
(例えばこのカメが僕ぐらいしか潜らない大村湾のポイントに現れたのなら、真っ先に水族館を呼ぶのですが…)

生き物の保護に関して、本当に必要な事なのかどうか、いつも考えさせられます。
何であれば保護して、何であれば自然のままに見届けるべきなのでしょう。
ちなみに、タイマイは絶滅危惧種に指定されています。

助けなれるのであれば、そうしたいと思いますし、
この先も辰の口に長く住んでくれたらとも思いますが。
タイマイ

タイマイに合ってめでたいよ

今日は寒波が来ているそうですが、今の所お店の前に雪は降ってません。
我が子の今年初雪だるま作りの野望は実らず。
散々寒いぞぉ~と煽られていたけど、今日よりもっと寒い日が来るかと思うとゾクゾクします(背筋が)

さて、今長崎のダイバーで話題になっている辰の口のウミガメに会ってきましたよ♪
種類はタイマイ!
アオウミガメは何度も出会った事がありますが、タイマイは初めて
もともと熱帯域のウミガメなので長崎の海で見られるなんて何気にすごい!

ということで、まずは映像をどうぞ~

すでにすっかりダイバーに慣れているので、一緒に泳ぐ事もできました♪
しかしこのタイマイ君
ちょっと心配だなぁ~
この辺りの話はまた今度

ウミガメにビーチで出会えるなんて滅多にありません
見たい方は今月中にもリクエストして下さい♪
タイマイ

タイマイいたよ~

今日のダイビングはテレビ撮影でした

ようやく出会えたよ噂のあの子
タイマイ君
ダイバー慣れしているようで逃げるそぶりも見せずに岩の下で休んでました
長く居ついてくれるといいね~
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そして同じくダイバーにべったり懐いている巨大なマダイ
カメラマンと一緒に泳いでる
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タイマイは随分ダイバーに慣れているようなので、結構居ついてくれるかもしれませんね!
カメに会いたい方は今がチャンス!

マリンダイビング2月号買ってね♪

寒波来てますね~
最近は海に潜りつつ、お店ではご近所さんから頂いたヨド物置(20年物の年期が入ったやつ)を再利用するべく掃除しています。
これがかなり大変。ネジは潰れているし錆で朽ちている部分も多々あるし、ばらしてあるけど果たして組み立てる事ができるのでしょうか。

さて、今月発売のマリンダイビング2月号に記事が載っています♪
昨年11月に行ったガイド会4ショップ長崎ツアーの様子が掲載されています!
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ツアーレポートやガイド4人の紹介記事等ありますのでぜひご覧ください♪
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こちらは年末にゲストさんと行った大村湾カヤックツアーの写真です。
少し天気が悪い日でしたが、スナメリにも会えましたよ~
今は二人乗りのカヤックが1艇しかないので、1名限定のご案内です!
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明日はテレビの撮影に潜ってきます~